夏のような日差しを感じる日も増えてきましたね。
5月、6月は、最も紫外線が強くなる7月や8月に負けないくらい、実は紫外線が強いということはご存知でしたか?
紫外線は家にも影響をしている!
最近は、男性でも日焼け止めを塗る人が増えているのだとか。
女性はとっては日焼け止めは当たり前。
さらに日傘や、手袋をして完全防備の方もよく見かけます。
でも、家に関しては気にされていない方が多いのでは?
想像してみてください。
朝から晩までずっとそこにある建物は、紫外線をいったいどれほど浴びていることか!
せっかく新築を建てたのに、紫外線で外壁がどんどん劣化してしまったら悲しいですよね。
そこで今回は、紫外線に強い外壁材についてご案内していきます。
外壁材は4種類
外壁に使われるのは主に4種類です。順番に簡単にご紹介していきます。
種類1:サイディング
住宅地を歩いているとよく見かけるのがサイディングです。
一見レンガやタイルのように見えるデザインのものから、金属系のものがあります。
前者はセメント質と繊維質などの原料を成型して固めたもの(窯業系)で、後者は金属板と断熱材を貼り合わせたもの(金属系)です。
種類2:モルタル系
水と砂、セメント等を調合して製造されたモルタル系の外壁もよく見かけます。
ナチュラルな雰囲気が魅力ですよね。
種類3:ALC系
軽量気泡コンクリートと呼ばれる特殊コンクリートの一種であるALC。
都会的な雰囲気で、特に都市部に多く見られます。
種類4:タイル
タイルは、土を約1300℃の高温で焼いて固めた外壁材です。
高級感のある雰囲気やメンテナンスの良さが魅力の外壁材です。
紫外線に一番強い外壁材はタイルだった!
では、4つの外壁材のうち、どれが一番紫外線に強いのでしょうか?
結論から言うと、紫外線のダメージに一番強い外壁材は、タイルということになります。
下記のグラフをご覧ください。
タイルは劣化がほとんど見られません。
タイルは土や石など鉱物を焼き固めてつくった自然素材の外壁材です。つまり、石や岩と同じ。
他の外壁材に比べ、圧倒的に気象条件による劣化、変色、変質を起こしにくいという特徴があります。
紫外線は年々強くなっている!
気象庁では、国内の3地点(札幌、つくば、那覇)で、紫外線量を計測しています。
その調査結果によると、紫外線の量は1990年代と比較し、増加傾向にあるそうです。
増加率は10年あたり札幌で+3.3%、つくばで+4.5%でした。
外壁の劣化は、メンテナンス費の増大につながる!
外壁が劣化すると、どういったことになるのでしょうか。
当然、塗り直しや補強などの工事が必要となり、コストがかかるということです。
新築戸建てを計画する際は、そういった生涯にかかるメンテナンス費を考慮して選ぶのが賢いやりかたと言えます。
なお、外壁についてメリットやデメリットをもっと知りたい場合にはこちらの記事も参考にしてくださいね。
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